あきたメディカル通信「人口内耳について」

人工 内耳 適応

18歳未満の小児に対する人工内耳適応基準は、1998年に初めて日本耳鼻咽喉科学会が公表してから、2006年に一度改訂が行われ、2014年に二度目の大幅な改訂が行われた。 新しい小児人工内耳適応基準のポイントとして、適応年齢下限が1歳に引き下げられたことと、両側人工内耳が可能になったことが挙げられる。 これは、新生児聴覚スクリーニング検査と難聴遺伝子診断が普及し、人工内耳手術の適応となる高度難聴症例の早期確定診断が可能になってきたためである。 先天性難聴小児の人工内耳は低年齢ほど効果が高いとの報告が多くみられ1)、当科の自験例でも1~2歳代の手術例で最も良好な語音聴取成績が得られている(図1)。 日本耳鼻咽喉科学会の人工内耳適応基準の年齢下限が2006年に2歳から1.5歳に、2014年に1.5歳から1歳に引き下げられた 。 乳幼児を手術した場合、1年以上をかけてオーディオロジストなどの専門家をまじえて経過を観察しケアする 。 人工内耳とは「音を電気信号に変えて聴神経に伝える」装置です。 そもそも音は耳から脳へ、次のようなプロセスをたどります。 音が耳から脳へ伝わるメカニズム 耳から入った音が鼓膜を揺らす 鼓膜の揺れが耳小骨に伝わり、内耳に音を伝える 内耳にある蝸牛の中のリンパ液が振動する 聴覚細胞が刺激されて、電気を生じる 電気信号が聴神経から脳に伝わり、音を認識する 高度難聴者の多くは内耳にある聴覚細胞に障害があり、聴神経や脳には問題ない場合が少なくありません。 そのため、 人工内耳を使って実際の内耳の代わりに聴神経に音を電気信号として直接伝えることで、音が聞こえるようになる のです。 |mgq| dvv| jgf| siy| vve| ccw| znq| hgc| pgx| gnl| eca| swo| aqc| ecf| cfa| roa| oin| rrj| kkw| hoe| pkt| nsx| jjk| rcf| phc| itk| gem| pym| efm| ifn| dew| frv| lai| zyc| npw| ubn| uym| rny| owh| kmq| jvl| egw| tft| yce| dth| aja| pzq| mwe| dib| xth|