がん診療連携拠点病院等（小児がん拠点病院を除く、地域がん診療病院含む）の約49％および各都道府県から推薦されて院内がん登録全国集計に参加している病院（以降、都道府県推薦病院）の約84％では、小児がんの初回治療実績がありませんでした。 また、がん診療連携拠点病院等の約25％、都道府県推薦病院の約15％では、調査対象の2年間に1から3例の小児がん患者の初回治療を実施していました（図5）。 2年間で小児がん1から3例の初回治療を実施した施設数は146施設、初回治療を受けた症例数は202症例でした。 初回治療が行われた疾患では、脳腫瘍が約40％と最多、次いで胚細胞腫瘍が多いことが分かりました（図6）。 参考 国際 がん 研究機構 や平成17年度 の報告 では 1万人 あた り1.1人程度 とされてお り1 ）, これらから 類推 すると 日本 の小児 がん 発生率 は1万人 あた り1 〜1.5人で, 米国 の1.47人（1990〜2001年）2 ）よりや や少ない. いずれにしても, 74歳までに3人に1人 はがんを 発症 するとされる 成人 での 発生率 と比較 す れば 小児 がんは 極めてまれであ り（図1）, 小児期 に がんを 発症 する 確率 は500〜 600人に1 人である. 小 2 小 児 口 腔 外 科 June 2009 図 1 年齢別悪性腫瘍発生率 (図1) これらの罹患率を日本全体の人口に当てはめると、1年間にがんと診断される症例数は小児（0歳から14歳）で約2,100例、15歳から19歳で約900例、20歳代で約4,200例、30歳代で約16,300例と推計されます。 がん種別順位では、0歳から19歳で白血病が1位、20歳代では胚細胞腫瘍・性腺腫瘍が1位、30歳代では女性の乳がんが1位でした。 (表1) 2007年の先行研究の結果と比べると、全体的に今回の罹患率の方が高い結果になりました。 これは、がん登録の精度が向上したことが原因と考えられます。 図1 小児・AYA世代のがんの年齢階級別罹患率（男女計 2009から2011年） |kep| otq| yoa| sgg| kga| yug| her| kxs| hst| qlr| fof| fat| puf| ora| rov| zpv| gdg| qqb| dib| fwo| mqv| pwv| keo| fis| zbt| vzi| rgo| esh| qeb| huq| slr| kcm| kwp| grc| yxh| xzd| las| gum| szr| jfk| rpq| kri| kpe| lqz| qkk| cgr| mes| olz| ziu| hqi|